先週末のいけばな教室では、皆さんに籠を使っていただいたので、店の花は、レッスンで使うものを気にせず、花器を使いました。

こちらはオクラレルカにエビネラン。オクラレルカは青々と伸びやかなラインが美しく、立ち上がる線をそのまま生かしていけたくなります。
足元を見せていける場合、盛花だと剣山を石で隠したり、花で隠したりと、工夫が必要です。今回は、重ねがきく半月型の花器を二つ、少しずらして配置し、隙間からオクラレルカを出しました。このやり方の利点は、自然と剣山が隠れることです。下の段は隙間しか使っていないので、見えませんし、上の段は、透明な樹脂製の剣山を使っています。
エビネランの濃い黄色は、隙間から覗く程度でも存在感は十分。