草野啓利さんのガラス器

 よし梅芳町亭をギャラリーとして使い、グループ展をしたときに毎回出展してくださった、吹きガラス作家の草野啓利さんが、今年で作品作りをおやめになるという。初めて作品に出会った、銀座のギャラリー江さんでは、今週金曜まで、最後の個展が開催中です。週末に私もお邪魔して、こちらの作品を求めてきました。

 さて、今日は6月1回目の教室。枝物はゴスケという夏ハゼの一種とリョウブ、斑入りのフトイから、それぞれ選んでいただきました。

床の間にいけたのはゴスケ。夏に葉が少し赤みを帯びるのが特徴ですが、今回はまだそれほど赤くなく、房のような花の名残がかわいいくらいでした。ゴスケは結構長持ちするので、できるだけ長いまま使って、来週以降にまた遊べるようにするつもりです。

あわせたのはモナルダ。タイマツソウともいいます。今回はガラス花器と、ゴスケの枝振りを見せたいところなので、花は花器に近いところに置いています。

6月2回目の教室は18日。

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赤い実は魔性

 クランベリーの赤い実のかわいらしさに負けて、買ってしまいました。この手の枝は、葉のつき具合のせいか、量をたくさん入れてしまうとぐちゃっとして見えますし、赤い実を見せるためにも、スッと少ない枝でまとめた方がやりやすいです。というか、実を見せたくなるばかりに、苦労も多い、とわかっているけれど、欲しくなる、厄介だけれどひかれる花材です。

なので合わせる花も、強すぎないものを選びました。ブローティアとアリアムで、どちらも茎も控えめ。色も落ち着いています。赤い実が目立つよう、花器も薄緑色を選んでいます。

今週末、4日は6月1回目の教室です。

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カシワバアジサイもう少し

週末に購入したカシワバアジサイは枝が大きかったので、分けて利用しました。

似合う花器があれば、このように一輪でも存在感がありますが、どの部屋も一輪では飽きるので、一箇所は、庭に生えている蘭の葉を2本切って、アクセントにしました。

珍しい紫陽花

 紫陽花の季節。カシワバアジサイの枝ぶりがすごく魅力的だったので、大きな枝を買ってきて、小分けにしながらいけました。

 こういう花材はザブンと大きな花器に入れるだけで様になります。というわけで甕に。奥に入っているのはアストランチア。水揚げがうまくいっていなかったので、とりあえず水切りして、たっぷりの水の中に放置しています。

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今週もサンキライ

 先週末の教室の花材として用意したサンキライが一本余っていたので、籠に一種いけにしました。

 サンキライはそれだけで、雰囲気がある花材です。

 今週末は教室お休み。来週は早くも6月1回目の教室です。

ヤマボウシいろいろ

 前回のいけばな教室のために購入したヤマボウシが、とても大きな枝で、教室で使っていただいたのは比較的ほどよく花がばらけた、枝のいい部分で、あまりにも密集しているところは、店で使うことに。いろんなコーナーにも一輪挿しのようにいけましたが、せっかくですので、たんまりと本店の玄関にいけました。

 合わせたのは木イチゴの葉と、アスターです。

 もう一つ密集している部分は、枝が短いので床の間にガラスの鉢を置いて。

芳町亭の玄関にも、美女柳とともに。ここの花は、前回投稿のシモツケが枯れた時の補充要員でもあります。シモツケは長持ちしないことが多いのです。特に背を高くいけると。

5月2回目の教室 ヤマボウシ

 

 今週の教室では、一種いけをテーマにする方と、水を見せる、というテーマの方がいらしたので、ヤマボウシを。他の方はリョウブやシモツケ、サンキライなど。

 というわけで、ヤマボウシ。程よくまばらに花がついているとやりやすいですが、今回も密集して花がついていたので、最初のポイントは見立てです。いい枝を出していくために外す花がありますが、外す際も、小さな花入に入れる算段をしながらいけています。

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色褪せた葉の風情

 先週のサンキライとテッセンの床間の花をいけ変えました。サンキライはだいぶしんなりしたので、コンパクトにまとめました。葉も色褪せてきましたが、その褪せた感じも、色よく褪せると風情。

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休日の自宅

少し前に一度投稿した、竹工芸家・初田徹さんの作品に花を生けてみました。特に花入として作られたものではないので、普段はそのまま飾ったりします。雨粒のような肌を保つ胡麻竹。この力強さ。シンプルで印象的な花をいけたくなります。

あわせたのは、クリスマスローズとサンキライです。

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