8月の教室では、基本の型に向く枝が少ないので、型から離れ、葉や茎を作り込んで、空間を意識する練習に切り替えました。
葉は美しい曲線を出すディアネラか、直線と角を作るフトイか。
ディアネラは優しくしごくと曲線が強く出ます。私は先週のバラの実をコンパクトに丸め、ピンクッションを添えて全体的に流れるようにいけています。


フトイは足元を決めた後に伸びやかに。スッと伸ばしたままでも、間が生まれるように折っても。折ったことによってできる「間」の美しさを意識したいところです。基本的に足元をきちっと決めると、後の線はある程度どの角度で入れてもうまくいきます。

今日参加してくれたみなさんには、あらかじめフトイかディアネラを含む花材数種類を入れてまとめた物を、「赤 面と線を意識」「ピンク ふんわりと」などと書き添えて、それぞれ選んでもらいました。難しくはないけれど、いつもと違うこともいい刺激になるはず、と思いながら。
来月は5日と19日に教室です。