週末に着物雑誌の取材をお受けしたので、もしかしたら写り込むかも、と思っていけた花です。掛け軸を平福百穂の桜に。初田徹さんの竹花籠を合わせました。

花も桜にしようか迷いましたが、写真の背景に写り込む場合、細い枝物よりも、塊で色がある方がパッと映えます。というわけでオクラレルカを少ししごいて遊ばせ、手前にビバーナム、花はリューココリネ。リキュウソウも。
これをいけて、夜、義太夫三味線の鶴澤寛也さんの訃報を目にしました。店のイベントにもたびたびご出演くださり、素敵な演者さんもたくさんご紹介くださいました。それに、今回の花籠を作ってくださった竹工芸家の初田徹さんも、寛也さんのご紹介でしたので、寛也さんのお見えになる日には、よくこの竹籠を飾ったのですが、いつも「ここでこの竹籠を見るのは楽しみ」と言ってくださいました。
最後までご縁を繋いでくださった寛也さん。ご冥福をお祈り申し上げます。