前回の投稿にも載せた、イベントの日のコデマリと椿。椿が散ったので、いけ変えました。秋田出身の平福百穂の桜の掛け軸に合わせて。
コデマリに、別種の葉や花が小さい椿。大きい椿で足元をきっちり締めていけると安定感抜群で、自由に伸びるコデマリが、どんなに奔放な線を描いても、何となくまとまります。今回の小ぶりな椿は小さい上に葉もあまりないので、コデマリをそのままで使うと、中央に妙な隙間ができ、また、コデマリに負けてしまいます。ということで、コデマリは部分的に少し切って、中心を埋め、たくさんついている小さい椿の花がチラチラと覗くように。

コデマリは花や葉を少しすいたり、自由すぎる枝は落としたり、ニュアンスを出していきますが、大きくいける場合は、あまり整理しすぎるとつまらないので、その匙加減が悩ましい。
イベントの時に、お雛様の傍に置いた重ね箱にいけていた青文字は、ノボリフジとフウセンカと一緒に。

今週末はいけばな教室。3月は7日と21日です。